2006年10月23日
 

見えないチカラ

鬼喜王子です。
先週末は連休を頂いていました。
私に会いに十二時へご来店いただきました皆様、大変申し訳ございませんでした。

とはいっても、ただ遊んでいたわけではありません。
現在週刊ビッグコミックスピリッツ誌上にて「ホムンクルスの目」というコラムが連載されているのですが、それを書いている石井裕之氏のセミナー(というかワークショップ)にに参加してコールド・リーディングを勉強してきました。

コールド・リーディングというのは、初めて耳にされる方もいると思うのですが、もともとは(ニセ)占い師が使っていた、コミュニケーション・テクニックで今は催眠療法の現場でも使われているという、大変強力なツールであります。
石井氏は日本ではその道のパイオニアで、このテクニックを日常生活や会社での人間関係に応用をさせ始めた人でもあります。
詳しくは石井氏の著書をご覧になってください。

このセミナーは内容も素晴らしかったのですが、参加している方の姿勢が本当に真剣で、身が引き締まる思いでした。
飲食店経営者、急に親の後を継ぐことになった2代目社長、人事採用担当の方、引っ込思案なSE、心理学に興味をもっている学生さん、なかにはマジシャンという怪しい者もいましたが(笑)、みんな少しでも自分の会社を良くしたい、人間関係をスムーズにしたい、人の役にたちたい、自分を良くしたい、という真摯な思いにあふれていて、2日間とても充実した時間を送れました。

僕は今の仕事をはじめて、「見えないチカラ」というものの存在を知るようになりました(決してオカルト的な意味ではなく)。気付かないうちに僕たちは「見えないチカラ」の影響を受けてたり、あるいは無意識に使っていたりします。
このセミナーでは、その「見えないチカラ」がどのように働くのかを理論的に理解ることができました。松坂大輔風に言えば「自信が確信に変わった」瞬間でした。

コールド・リーディングで一番大事なのは「テクニックよりも相手を思いやるハート」ということを強く主張していました。ちなみに、ラスベガスのトップマジシャンの誰に聞いても「テクニックよりもハートが大事」ということを言いますから、何でも突き詰めてみると、ここに行き着くということでしょう。

このハートが「見えないチカラ」というものの根本であると思うのですが、これを突き詰めていくと、実はオカルトの領分と重なったりしてきます。
ハートを忘れて現象だけを突き詰めたのがオカルトと言えなくもないわけですが、これ以上はやめておきます。

というのは、僕という人間をよく知らない人がこれを読んだら、「王子はヘンなセミナーに行っておかしくなって帰ってきた!」と思うでしょうから。
見えないチカラの存在を信じたり、受け入れたりできる人には「王子がなんか言ってるけどおかしくない」と映るでしょう。
さらに僕を最もよく知る人間は、「王子がヘンなこと言っている? もともとじゃねーか!」と一顧にだしないでしょう…。

Posted by kiki at 13:20 |

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