2007年07月04日
 

太平洋上にて

海の上のナルシスト、鬼喜王子です。

神戸→横浜のクルージングでマジック、というお仕事をしてきました。
船上でマジック、というのはこの業界では結構メジャーなおしごとでして、有名どころでは豪華客船「飛鳥」には斉川さんというマジシャンが常駐していらっしゃいます。
単発でもクルージングにマジックショー、というのは結構あるみたいでして、今回の仕事を請ける前に、経験者のマジシャンに色々と教えてもらいました。
「ゆれてやりにくい」「船の中は娯楽がないから、みんなの食いつきがいい」等。

今回僕は強風が吹くオープンデッキ(写真中央)でマジックショーをやってきました。僕もいろんなところでやってきましたが、今までで5本の指に入るくらいの過酷な環境。よくハトが飛んでいかなかったものです。

まあそれでも仕事は頑張ればなんとかなるからいいのですが、仕事をしていないときの暇つぶしがしんどい!
前述のとおり、船の中は娯楽がほとんどないのですよ。
もちろん本を持ち込んだりもしましたが、そのうち神戸港から出航した坂本竜馬もここを通ったのだろうか、とか天保山沖から出た新撰組はどんなきもちだったのだろうか、といろいろと妄想を重ねていくうちに、日露戦争のときの日本は組織としては理想的な状態にあったのではないのか、と仕事とはまったく関係ないことを考えているうちに次の仕事がやってくる、という感じでした。

船というのは気持ちとお金と時間に余裕がある人が乗るものですな。僕は忙しく動き回っている方が、まだ性に合います。

ちなみに飛行機でもマジックをやったことがあるので、これで陸・海・空を制しました。

ship 01.jpg

Posted by kiki at 19:32 |

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